『半沢直樹』2期・第1話の感想|このくどさ・勧善懲悪こそ半沢直樹の魅力!

7月19日、ついに7年ぶりに『半沢直樹』が帰ってきました!

コロナウイルスの影響で撮影が一時的に中断され、元々4月に予定されていた放送開始もしばらく延期になっていました…。

そして先日、待ちに待ったシーズン2・第1話の公開。

率直な感想を先に言ってしまうと、感極まるほど面白かった!!笑

前作の衝撃的な結末の続きが描かれ、主人公・半沢直樹が再び会社の不正と真っ正面から戦っていく様は、まさに現代版『水戸黄門』のよう。

1時間半、ず~っと熱中し続けていて、ドラマが終わってもしばらく興奮冷めやらぬといった感じ。

 
さくら
市川猿之助の演技がくどい…
 
つばき
やってることは前作と一緒ですよね…

といった辛口なレビューもありましたが、私としては「これぞ半沢直樹!!」な出来栄えでした。

第1話から、堺雅人さんを始めとする役者さんの濃ゆすぎる演技だったり、半沢直樹の魅力である“勧善懲悪”の醍醐味だったりをたっぷりと楽しめました。

シーズン2も、完結まで見逃せません!

この記事では、

初回から大ハマリだった『半沢直樹』シーズン2・第1話の感想や見どころの紹介

についてまとめていきます。

基本的には、『半沢直樹』のファンとしてべた褒めの感想になってしまいますが、

 
さくら
ちょっとこの演出はどうなの…?

というところにも、しっかり突っ込んでいこうと思っています。

勧善懲悪の醍醐味!半沢直樹はこれでいい!!

『半沢直樹』の一番の見どころと言えば、正義が悪をこてんぱんに討ち倒す“勧善懲悪ストーリーではないでしょうか。

シーズン1でも、憎たらしい小木曽(緋田康人)、策略家の大和田常務(香川照之)などなど、とにかく観客の憎悪(ヘイト)を溜めに溜める“悪役”がわんさか登場します。

その憎たらしさたるや、見ていて本当にイライラします笑。

そんな悪役を、シーズン1の半沢直樹は完膚なきまでに討ち倒してきました。

言ってしまえば“正義は必ず勝つ”というネタバレでもあるのですが、そうした展開が分かっていてもなお面白いところが凄いですよね。

『半沢直樹』の魅力は、正真正銘のクズっぷりを見せつけてくる悪役たちを、半沢一行がぐうの音も出ないほど圧倒的に討ち負かす「勧善懲悪にこそあると思うんです。

そして、そんな作品最大の魅力を徹底的に掘り下げてくれたシーズン2・第1話を見て、

 
つばき
(前作と変わらないけど)『半沢直樹』はこれでいい!

と、私は思ったんですよね。

シーズン1の最後の悪役は、香川照之さん演じる大和田(おおわだ)でしたが、彼は『半沢直樹』の名シーンでもあるあの有名な“土下座”をさせられて、失墜。

代わりに、市川猿之助さん演じる伊佐山(いさやま)が、シーズン2の最初の悪役を担っています。

この伊佐山が、性格も態度も顔芸も、とにかくウザい!!

  • 自分の出世のためなら部下を簡単に切り捨てる
  • 上司である大和田をも裏切る
  • 不正を働いた自覚はあるのに「証拠がなければやってないのと同じ」理論でシラを切る(自覚あるのがたちが悪い!)

いい意味ですごくイヤなキャラクターしてて、文字通り「最悪」のキャラクターでしょう。

こんなキャラクターを初回から登場させて、スタートダッシュが過ぎるんじゃないか…と心配になるくらいでもあります。

半沢の立場として見ている私たち観客にとっては、ヘイトが溜まらないはずがありません。

市川猿之助さんの演技が「くどい」とも言われていましたが、『半沢直樹』の世界観なら、あれくらいの“わざとらしさ”があっても良いのかなと。

歌舞伎役者さんらしい見得を切った演技もまた、他のドラマでは見られない、『半沢直樹』ならではの見どころではないでしょうか。

そんな伊佐山に、勧善懲悪がお約束の『水戸黄門』のように、いつか圧倒的な「敗北」という2文字を見せつけてくれるだろうと想像をするだけで、2話以降も期待が高まります!!

『半沢直樹』はフィクションであり、エンタメである

シーズン1の『半沢直樹』は、勧善懲悪の要素に加えて、いち銀行員の社会ドラマとしても丁寧に描けていました。

完全なリアルではありませんが、

  • 銀行員とはどういう職業なのか?
  • 銀行員としてできること・できないこと
  • 銀行員が関わる法律や制度

以上のようなリアリティが限りなく追求されていたため、作品への没入感も半端ではなかったのだと思います。

その点、シーズン2の第1話は、正直ツッコミどころもけっこうありました…。

一番「これってどうなの?」と思った展開は、自社のメインサーバーにアクセスして、メールの履歴(不正の証拠)を全部消したこと。

 
つばき
そんな簡単に、一瞬で、メールの履歴って抹消できるものなの!?

と、ちょっと(かなり)疑問でした…笑。

前作がノンフィクションもののように感じられた分、シーズン2の第1話からこの無理な展開を見てしまったことで、第2話以降に不安を覚えた方も少なくないはずです…。

ただ、原作者である池井戸潤先生が、映画『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』のパンフレットや各媒体のインタビューなどで何度もおっしゃっているのは、

これはエンターテインメント作品である

ということ。

池井戸作品は、銀行員・町工場の職人・サラリーマンだったりと、どれも会社(会社員)が舞台となっていて、

 
さくら
こういうことって現実にもあるんじゃないか…?

と思わせてくれる「社会派ドラマ」として見られがちです。

しかし池井戸潤先生いわく、そのような意図では一切描いていないんだそうです。

ご自身が元銀行員だったことから、その経験を活かして、

  • 社会人が直面する数々の現実
  • 会社の不正に対する葛藤
  • 働く意義とは?

といったテーマを描けたら面白いんじゃないか、という思いが根本にあるからこそ、池井戸作品は“エンターテインメント”なんです。

だから、ぶっちゃけ「気にしない」ことも大事かなと思うのです。

例えばスター・ウォーズだって、「なんで宇宙なのに音が鳴ってるの?」って考え出したら、作品自体を楽しむことがまったくできなくなります…。

観客は「ジョージ・ルーカスがそういう宇宙を作ったから」と受け入れるしかないんです。

そして『半沢直樹』も、社会派ドラマとしての一面もありますが、根本はエンターテインメントであり、フィクションです。

だからこそ、ドラマを見る時は「メインサーバーに簡単でアクセスできて履歴を跡形もなく消せる」ことを、(たとえモヤモヤしながらでも)受け入れることも良いんじゃないかなと。

それが、『半沢直樹』の一番の魅力である“勧善懲悪”を純粋に楽しむことに繋がるなら、いっそ盲目になることもアリだと思います!

もちろん、「もっと現実的な手があったでしょ…」「それ許したら何でもアリになっちゃうんじゃないの?」というお気持ちも分かりますが…。

私は正直、第1話の最初から最後までの『半沢直樹』特有の勢いに圧倒されて、

 
つばき
せっかくの証拠が全部隠滅された!くっそー!!

としか思うことができない鈍感っぷりでしたから…笑。

2話以降では、誰もがこうした引っ掛かりなく、純粋にドラマに集中できる展開にも期待したいですね。

まとめ

『半沢直樹』のシーズン2第1話は、初回から平均視聴率22%を叩き出しました。

また初回放送の19日には、Twitterの世界トレンド第1位に「#半沢直樹」がランクインするなど、SNSでもかなりの盛り上がりを見せていました。

第2話以降も、半沢直樹のブームはしばらく続くことでしょう。

今後の展開や熱い演技も楽しみに、第2話以降も追いかけ続けたいと思います!