三浦春馬さんの訃報からみる「真面目・ストイック・完璧主義」な性格とその苦しさについて

2020年7月18日、俳優の三浦春馬さんの訃報がニュース速報で流れました。

その死因は「自殺」。

現時点での情報によると、自宅のクローゼットで首を吊った状態で見つかったといいます。

その時、かすかに心臓が動いていたそうです。

救急隊員がAEDを使って心肺蘇生を試み、その後すぐに病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。

若干30歳で、子役の頃から俳優として活躍されていて、しかも「まだまだこれから」とも言えるポテンシャルを秘めていた、三浦春馬さん。

(「まだまだこれから」という言葉さえも、きっと本人にとって苦しい言葉だとは思うのですが…。)

三浦春馬さんの訃報をきっかけにいろんなニュースを調べてみると、(本当か嘘かはさておき)自殺するほど思い悩んでしまう彼の「優しさ」と「完璧主義」「強い責任感」というキーワードが目立ちました。

私も過去に三浦春馬さんと同じような理由でうつになったことがあり、また歳が近いこともあって、今回の訃報は特別に心が削られる思いがしました。

誰にも相談できず、「自殺しかない」と追い詰められてしまうほどに、誰も知らないところで想像を絶するほど悩んでいたのでしょうか。

せめて今からは、こちらのことは何も気にせずに、心から休んでほしいと願うばかりです…。

今回は、

三浦春馬さんの訃報と、真面目な性格ゆえの苦しさ

について、私なりの見解をまとめてみたいと思います。

休む暇もないほど忙しかった

三浦春馬さんは、1990年4月5日生まれ。

4歳で劇団に所属し、1997年のNHK連続テレビ小説『あぐり』で子役としてデビューしました。

デビュー当時から「端正なルックス」と「目をみはる演技力」の両面で注目されていて、私の中でも”ちょっと気になる俳優さん”だったことを覚えています。

そして、映画『恋空』(2007年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、売れっ子俳優の仲間入りを果たします。

その後の三浦春馬さんの活躍もまためざましく、映画やドラマ・テレビが好きな人は、彼の名前を知らない人はいないでしょう。

  • ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で主演し、さらに知名度が上がる
  • 舞台『キンキーブーツ』で杉村春子賞を受賞し、関係者から「ブロードウェイでも通用する」と称されるほどの演技力を見せる
  • ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』が9月からスタートする予定だった

以上の通り、まさに”休む暇もない”ほど忙しく、努力家で実力もあり、その頑張り通りの実績も築き上げていた俳優さんでした。

俳優の仕事は、作品の撮影期間中だけではありません。

撮影前の台本の読み合わせから、撮影後のPR活動まで、1つの作品が終了するまで仕事は続きます。

映画・ドラマ・舞台・テレビ番組などのあらゆるメディアで活躍してきたこともあって、三浦春馬さんは文字通り、休む暇がないほど頑張っていたのでしょう。

三浦春馬さんの真面目・ストイック・完璧主義な性格

周りから見ると「真面目」「ストイック」「デキる人」と映りますが、当人からすると、知らず知らずのうちに追い込まれることもある”完璧主義“な性格。

三浦春馬さんも、表では(もしかしたら裏でも)何事にも一生懸命で、責任感も強くて、主演を務める機会も多かったことから、他の人より多くのものを背負っていたのではないかと思います。

一緒に仕事をした(とされる)テレビ関係者は、三浦春馬さんの現場での姿を以下のように語っています。

とてもストイックで、どんな仕事にも真っ向勝負。それでいて、こちらが見ていて、疲れないのかと思うほど周りへの気配りが細やか。現場で誰かが浮いていないか、話題に入ってこれないでいないか、といつも目配せしてさりげなく声をかけてくれるような人です。

Yahoo!JAPANニュース『三浦春馬さんが周囲に語っていた「何か別のものが見えた」という言葉と「ストイック」すぎた素顔』より引用

周りからは、うつの”う”の字も見えないほどに、人として素晴らしく映っていたことでしょう。

舞台裏を知らない私たちから見ると、なおさら「イケメンなのに気取らない完璧すぎる好青年」にしか見えませんでしたよね。

しかし、今回の訃報で、その真面目な性格が、かえって災いしてしまいました…。

「災い」という言葉を使いましたが、私自身は完璧主義を悪いとは思っていません。

ただ、真面目な人が損をするとは違いますが、真面目だからこそ苦しむことはあって、その苦しみは本人でさえもどうしようもない時があります。

三浦春馬さんのように、仕事や他人のために一生懸命になれる人が自ら命を絶ってしまうことは、本当に本当に悲劇でしかありません…。

俳優仲間の反応

城田優さん

2009年のドラマ『サムライ・ハイスクール』などで共演し、プライベートでもよく遊ぶ仲だったという城田優さんは、今回の訃報を聞き”マネージャーが声をかけられない”ほど憔悴していたそう…。

7月18日の14時から生放送されていた「音楽の日 2020」では、テレビ越しでも分かるほどに目が赤く腫れていました。

城田優さんのもとに三浦春馬さんの訃報が届いたのが、15時半頃だったとされています。

城田優さんは19時から出演されていましたが、その間ずっと泣き崩れていたのかと思うと、本当にいたたまれない気持ちになります…。

三浦翔平さん

俳優の三浦翔平さんとは、ドラマ『ごくせん』(2008年)で共演して以来の親友だったそうです。

プライベートでは一緒にサーフィンに出かけることもあったという三浦翔平さんでさえも、「こうなる前は何も知らされていなかったし、予兆すら感じなかった」と言います。

真面目すぎるがゆえに、

  • 親友にこそ迷惑をかけられなかったのではないか?
  • 自分で抱え込み、乗り越えなければならないと考えていたのではないか?

そんな気がしてしまいます…。

賀来賢人さん

『ごくせん THE MOVIE』などで共演した賀来賢人さんのインスタグラムの”意味深”な投稿も、三浦春馬さんの自殺と関係があるのでは?という憶測が広がっています。

人が好きなモノや、一生懸命やっている事を馬鹿にするのなんか超簡単で、否定したり、好きだ嫌いだ言う事も超簡単。本当に超簡単。靴紐結ぶより。SNSがもっとポジティブになる事を願ってます。

2020年5月、SNSでの誹謗中傷によって命を絶った木村花さんの訃報は、誰の記憶にも新しいと思います。

今回の三浦春馬さんの自殺も、SNSが一因だった可能性も考えられています。

遺書

三浦春馬さんの自宅からは、「遺書」らしきものが見つかったとされています。

また、三浦春馬さんのお酒仲間だった友人(とされる人物)は、ここ数年の本人の様子を以下のように語っています。

2年以上前から劇的に酒量が増えた。自暴自棄になって、尋常じゃない量を飲んで泥酔するようになった。

『三浦春馬さんが周囲に語っていた「何か別のものが見えた」という言葉と「ストイック」すぎた素顔』より引用

このことから、三浦春馬さんの自殺は数年前から思いつめてのことであり、前々からうっすらとでも計画がされていたのでは?とも推測されています…。

まとめ

三浦春馬さんの訃報について、今後テレビやネットニュースで様々な情報が明かされていくことでしょう。

この類のニュースが流れるたびに「このような悲劇は二度と繰り返してはいけない」と言われますが、本当にその通りです。

気になる続報が出てきた時は、また改めて情報をまとめていきたいと思います。