認知症のおよそ7割近くを占めるアルツハイマー型認知症は、とても恐ろしい病気です。
長年アルツハイマー型認知症の発症メカニズムは不明でしたが、ついに歯周病との関連性が発見されています。
少しでも歯周病を予防するために効果的な方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
歯周病をケアすることは将来的な健康を維持するのにもつながる
歯周病は原因菌の細菌感染により、動脈硬化や脳梗塞・糖尿病といった多くの病気にもつながるとされています。
具体的な歯周病予防策は、下記の4つです。
1.歯医者へ通う
2.適切な歯ブラシを使う
3.デンタルフロスの活用
4.染め出し剤で磨き残し予防
口の中を正常な状態に保てば、歯周病の原因菌が体中に回るのを防げるでしょう。
歯科医院へ定期的に通う
歯科医院は歯の治療を専門として行っているため、定期的に受診すると歯周病の初期段階から治療が行いやすいです。
もしお歯周病が見つからなくても、クリーニングやブラッシングの指導で口内の状態を長く適切に保ちます。
また歯周病が進んだ段階で治療を開始すると治療費と時間がかかってしまうので、受診しておくと時間とお金の節約にもつながりやすいです。
歯ブラシを変える
歯ブラシは効率的に歯の汚れを落とせるので、ぜひ使いやすい歯ブラシに変えましょう。
おすすめは「タフトブラシ」です。ヘッドが小さく効率的にブラッシングができ、歯科医でもよくおすすめされます。
またAmazonや楽天でも取り扱いがあり、比較的安く購入できるので毎日の使用にも最適です。
フロッシングを行う
歯ブラシだけではしっかりと歯垢を除去できず、おおよそ58%ほどの除去率と言われています。
とくに歯垢がつきやすいのは歯と歯の間に多く、歯ブラシだけではなかなか除去できません。
糸ようじやデンタルフロスを使ったケアを行えば、歯間部の歯垢除去率が90%ほどに上昇します。
染め出し液を使って磨き残しを予防する
歯医者に行くと赤色の染め出し液を使い、歯磨きを指導されることがありますよね。
定期的に染め出しを活用すると磨き残しを予防できるほか、ブラッシングの精度を高められます。
染め出し液は錠剤タイプや液体、ジェルタイプがあるので自分に合ったものを選びましょう。
口内環境は体の健康とも密接に関連!歯の健康で免疫力が変わる
歯が不健康な場合、自然と歯に負担がかからない柔らかいものを選ぶ傾向が高まります。
また噛む回数も少なく、ひいては消化吸収や栄養にまで影響が出ることも。
ほかにも糖尿病との関連性が高く、免疫力の低下で多くの合併症が引き起こされる研究結果も出ています。
上記で紹介したアイテムも活用しながら、歯の健康を保ちましょう。
まとめ
歯周病を予防すると健康維持に役立つ
日頃のケアが予防に効果的
歯の健康を維持して免疫力UP
口の中を通って体に栄養が運ばれるため、最初の通過点が汚染されていると体全体に悪い影響をもたらします。
しかし歯周病の予防は定期的な検診と日頃のケアで十分に防げるため、習慣にしてしまえば難しくはありません。
免疫力の向上が叫ばれている昨今だからこそ、手軽に始められるところから改善してみてはいかがでしょうか。