新型コロナウイルスの新規感染者数はなぜ減らない?増加の原因は「エアコン」?

一時期、1日あたりの新規の感染者数が10~20名ほどに抑えられ、自粛やお家時間からようやく開放されるかと安堵した矢先、また新たな感染者数が100名を超える日が続いています。

最近の東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数の推移を簡単にまとめると、

  • 7月22日の報告では、都内で230~240名の新型コロナ陽性者が確認された
  • 1日あたりの陽性者が100名を超えたのは、7月22日を含めて13日連続
  • 7月16日~22日の新規感染者数は、合計1700名を超えている

上記の通り、抑え込まれていないどころか、以前のピーク時に匹敵する感染者数が確認されるほど状況が悪化しています。

ここで疑問なのが、一体なぜ、感染者数が再び増加したのか?

今回は、

新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加している原因

について、各メディアの発表や考察から見解をまとめていきたいと思います。

新型コロナウイルス感染者数の推移(東京都)

東京都における新型コロナウイルスの新規感染者数は、2~3月頃には1日数名~10名程度でした。

そして3月下旬頃から感染者数が急増し、4月17日には当時のピークである「206名」にまで増加しました。

東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト『都内の最新感染動向』より

その後、5月上旬に入ってから新規の感染者数は減少傾向に転じ、5月23日にはついに1日に確認された陽性者数を2名にまで抑え込むことができていたのです。

都内の最新感染動向(5月23日)

しかし、6月中旬から再び徐々に増加傾向になり、7月2日には1日あたり100名を超え、7月22日現在もなお増加傾向は止まっていません。

都内の最新感染動向(7月17日)

7月23日~26日の4連休で外出控えが進まなければ、今後さらに陽性者数が増加する可能性も考えられます。

「夏になれば新型コロナは死滅する」と言われていたが…

新型コロナウイルスの第一波であった3月~4月にかけては、

新型コロナウイルスは高温多湿の環境で死滅する

と言われていました。

それまでの新型コロナは、低温低湿の地域を中心に感染が拡大していたため、高温多湿になる梅雨の時期に入れば日本での感染リスクは減少するとされていたのです。

しかしその予測が外れるかのように、今もなお、新規感染者数が次々と確認されています…。

感染者数が減らない原因は「エアコン」?

新型コロナウイルスの感染者数が再び増加している原因は、「エアコン(空調設備)」が関係している可能性が浮上しています。

適切なソーシャル・ディスタンスの確保やマスクの着用(飛沫による感染の防止)ができていても、エアコンから送風される感染者の飛沫を含んだ空気を吸い込むことで、コロナウイルスに感染してしまうとされているのです。

以下は、エアコンによる感染者数の増加を裏付ける論文の内容です。

中国・広州市内のレストランでの新型コロナウイルスのクラスター発生がエアコンの送風によるものとの報告がなされている。レストランでの感染者10人は、エアコンの吹き出し口から見て1列に並んだ3つのテーブルに分かれて座っていたことが分かり、発症前の1人の感染者のウイルスを含んだ飛沫やエアロゾルが、エアコンの気流に乗り他のテーブルで食事をしていた3家族9人に飛び、感染が広がった。

Beyond Health『東京の新型コロナ新規感染者が減らない理由とは』より引用

エアコンの使用中は、

  • 部屋の温度を涼しく保つため、換気を怠りがちになること
  • 感染者の飛沫を含む空気が循環し続け、クラスターが起こりやすくなること

以上のリスクが起こりやすくなります。

しかし、エアコンの使用を止めると今度は熱中症の危険性が増すため、安易に「使わない」という選択もできません。

ソーシャル・ディスタンスを保っていても、エアコンによる空気の対流が原因で感染する場合、マスクや手洗いだけでは充分な対策にならない可能性すらあります。

無症状の感染者からクラスターが発生すると言われている今の状況では、再び外出を自主的に自粛するなどの対策も必要になるかもしれません…。

まとめ

感染拡大の一因がエアコンである可能性が浮上しましたが、今後も感染を予防するためにできることは、これまで耳にタコができるほど言われている、

  • 3密を避ける
  • 手を洗う
  • マスクを着用する

という基本を守ることに尽きます。

特に、エアコンによる感染拡大は、3密のうちの「密閉」によって引き起こされているものです。

今一度、密な環境を避けることを徹底し、自分が「無症状の感染者かもしれない」という自覚を持つことで、今後の新規感染者数を減らしていくことができるのではないでしょうか。