新型コロナウイルスのワクチン開発はなぜ時間がかかる?

新型コロナウイルスワクチンの開発は、2020年度中に終われば早いほうと言われていますが、そもそも、

 
つばき
どうして時間がかかるの?

と思っている人は多いでしょう。

そこで今回は、ワクチン開発にスポットを当てて話を進めていこうと思います。

ワクチン開発のフェーズなど、どのようにして開発が進んでいくのかもまとめてわかるため、ワクチンの基礎知識について学びたい人にもオススメです!

臨床試験は3つのフェーズがある

  • フェーズ1:小規模な試験でワクチンの有効性、安全性を確かめる
  • フェーズ2:ワクチン接種の量を確かめるなど、実用性を確かめる
  • フェーズ3:大規模な試験でワクチンの有効性を確かめる、ワクチン接種は数千人に及ぶフェーズ

フェーズ1から3にかけて、新型コロナウイルスワクチンの実用性を確かめていきます。

健康な人を対象として行われる特徴があり、フェーズ2では、未成年者、高齢者に対してワクチン接種が行われるケースもあります。

ワクチン開発の必要性

ウイルス感染症で効果的な治療、予防に相当するのがワクチン接種です。

今では、インフルエンザワクチンが有名になっていますが、他にも、おたふくかぜ、ジフテリア、ポリオといったワクチンも存在し、予防接種はすでに9割以上にかけて行われています。

ワクチンの長所は、免疫を獲得できること、そして、免疫を獲得することによって病気にかかりにくくなる、かからなくなるところです。

ワクチンにも種類があり、生ワクチンと呼ばれる弱毒化されたものを使用するケース、無毒化したものを使用するケースに分かれています。

発症予防効果を確認する必要がある

発症予防効果とは、ワクチン接種前に比べて発症する患者がどれだけ減ったのかを意味します。

ワクチン接種をすると、100%その効果を得られるのではなく個人差が生じるため、発症予防効果はしっかりと検証しておかないといけません。

発症予防効果を確かめる際は、偽薬(プラセボ)、ワクチンで効果を確かめ、偽薬に比べてワクチン接種後のほうが良い効果を出している場合、その効果はウイルス感染症などに効果的と判断されます。

しかし、季節性インフルエンザウイルスの場合は、高齢者の半数にしか発症予防効果が見られないケースがありました。

 
つばき
年齢を気にせず効果も期待できるワクチン開発は難しいのね…

副反応が出る場合は開発が止まる

新型コロナウイルスワクチンでもそうですが、狙ったとおりの効果が出ない場合、もしくは、副反応と呼ばれるワクチン接種特有の問題が起きた場合は、ワクチン開発はストップしてしまいます。

「ワクチン開発には時間がかかる」と言われていますが、その理由は、スムーズに良質なワクチン開発をすることが難しいからなのです。

そのため、臨床試験までの開発はスムーズでも、臨床試験フェーズに入ってからは、上手くワクチン開発ができない、途中で開発が止まることもあります。

まとめ

ワクチン開発には「3つのフェーズ」がある

「発症予防効果」を確かめないといけない

「副反応が出る」場合は開発が止まる

有効性が認められれば、そこで新型コロナウイルスワクチンが感性・・・というわけではありません。

ワクチンの効果は個人差があるため、老若男女に対して有効性が認められる、ワクチン接種後も問題のない生活を送れるといった、安全性が問われます。

2020年から始まった新型コロナウイルスワクチン開発では、臨床試験フェーズを簡略化しているため、国によっては開発スピードが高まっています。

ですが、しっかりとした臨床試験をしているのか、こちらを疑問視する専門家は多くいるので、スピードばかりを気にするのは安全性を欠くと思ったほうが良いでしょう。