たまにスーパーで牛乳コーナーを眺めていると、無調整の牛乳より低脂肪牛乳のほうが安いことありますよね。
ふつうに考えて低脂肪牛乳のほうが脂肪を抜くので、手間がかかっているはず…なのに安いってどういうことだろう?なんて気になりますよね。
これは気になる!ということで、調べてみました。
低脂肪牛乳ってどうして安いの?秘密は牛乳の価値は○○にあったからというのが発覚!
結論からお伝えすると、牛乳って実は「脂肪」のほうが高価なんですね。どう考えてもバターやチーズのほうが高いじゃないですか。
なので貴重な脂肪分が抜けたあとの牛乳って、本来はあまり大きな価値がありません。
でも低脂肪牛乳として売り出せば、脂肪分をあまり取りたくない人や低カロリーを欲しがる人に需要があるというわけです。
低価格が実現できる理由
牛乳の脂肪自体に価値があるのはもちろん、低脂肪牛乳と成分無調整牛乳
は規格が違います。
実は低脂肪牛乳って原材料の生乳だけじゃなくて、脱脂粉乳やそのほかの乳製品を混ぜ合わせて加工乳として販売可能なんですね。
なので味を調整して売れるし、バターやクリームと価値のある部分を取り去ったあとも再利用ができます。
廃棄するにもお金がかかるので、だったら製品として売り出したほうが十分利益として還元可能です。
栄養素はあまり違いがなく低カロリー
実は栄養素の違いってそこまで大きくなく、低脂肪牛乳のほうが低カロリーです。
成分 | 普通牛乳(3.8%100g) | 低脂肪牛乳(100g) |
エネルギー | 67kcal | 46kcal |
タンパク質 | 3.3g | 3.8g |
脂質 | 3.8 | 1.0 |
カロチン | 6μg | 微量 |
コレステロール | 12mg | 6mg |
加工しているのでタンパク質やその他の栄養素を補っている商品もあります。
場合によっては安く低カロリーで、牛乳をゲットできますね。
スキムミルクを活用するのもあり!
同じような商品で、スキムミルクもありますね。
スキムミルクは脱脂粉乳といって、名前のとおり脂肪分を抜いて粉状にした牛乳です。ほとんど栄養成分も脂肪と水分を飛ばしているだけで、保存性の高い低脂肪牛乳みたいなイメージ。
だいたいスキムミルク10gを水90mlと9:1で割れば、100mlの無脂肪牛乳と同じ濃さになります。
とくに運動している人は脂肪分を抑えたい場合もあるので、スキムミルクを活用するのは非常に良い選択ですね。
まとめ
低脂肪牛乳が安いのは品質じゃなく脂肪に価値があるから
低カロリーかつ栄養素も大きな違いはない
保存を考えるならスキムミルクを使うのもあり
最近では運動をしている人がなんとか脂肪分を抑えたり、低カロリーにしたかったりする需要で低脂肪牛乳が売れているそうです。
価格も安いし、栄養素も大きな違いがないなら積極的に活用したいですよね。
持ち運びや購入、保管の手間を考えるならスキムミルクを活用するのも手ですよ。